メンデレーエフ周期律発見150周年
国際周期表年2019
Br
アカデミアから

臭素は、有機化学にとって炭素、水素の次に重要な元素といっても過言ではありません。資源の乏しい日本でも自給可能な臭素分子は石油や石炭から得られる炭化水素化合物を最初に変換する反応に頻繁に使われます。


産業界から

海水に低濃度で含まれる臭素(60ppm)。私達は、海水中から独自抽出法で臭素(Br2)を製造しています。臭素は、医薬品や難燃剤(プラスチック製品を難燃化する薬剤)の原料として、社会生活を支えています。


1826年に発見された臭素(Br)は国際臭素協議会員4社(アルベマール、ICL、ランクセス、東ソー)にて製造。2014年に28番目の必須元素となり、その用途は難燃剤及び水銀処理、水処理、医薬品等多岐に亘る。