ニホニウムは理化学研究所の加速器施設で生成され、その存在が国際的に認定された元素です。10年近い年月をかけ、ビスマス標的に亜鉛ビームをぶつけることによりニホニウム原子を3個、合成・発見しました。
和光市ではニホニウムの認定を記念し、和光市駅から理化学研究所までを『ニホニウム通り』と命名しました。歩道に元素プレートやモニュメントを配置し、子供たちも楽しんで理化学に触れる一端を創出しています。
埼玉大学からは理化学研究所との共同研究(ニホニウムの発見)に大学院生延べ3名が寄与しました。「3事象の発見・命名権獲得という歴史的瞬間に遭遇できたことこはとても幸運でした」と語ってくれています。
山形大学では理学部と大学院理工学研究科の教員・学生7名が理化学研究所において、ニホニウム合成実験の観測、データ解析、合成実験のモニター開発、検出器開発等を行い、ニホニウム発見に貢献しました。
ニホニウムは日本で発見され113番元素として認定された新しい元素です。ニホニウムと同様に日本で生まれ育ったリガクは約70年の歴史を持つ分析機器メーカーとして、日々、進化を目指し新しい技術に挑戦しています。